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線との出会い

中学生の頃から何かの形を創造したり、何もないところからモノを作ったり、興味をもった事柄を調べることが大好きでした。

工業高校の建築学科に入学し、図書館ではじめて手にとった本が「フランク・ロイド・ライトのドローイング」という建築誌でした。構造計算や建築基準法など、数学が大の苦手な自分はすっかりその道の限界を感じていましたが、このライトのドローイングという絵画的表現法と当時の恩師の勧めが私を救ってくれました。

 

 

しかし、一度は建築設計の第一線の椅子に座らせて頂いたものの自身の甘さと弱さ、未熟さから残念ながら僕の線は建築設計を介して形にすることはできませんでした。が、しかしこの線との出会いがなければ今の自分がなかったことは確実です。

 

小さな頃、両親と祖母に連れられ何度も美術館や博物館、郷土資料館など、様々な美術や史跡にふれてきた記憶がきっと現在につながっているのだと思っています。

これまでも、これからもご縁と運によって生かされていることに深く感謝しております。

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